3月27日、高校生の有志団体「僕らの一歩が日本を変える。」主催、「高校生100人×国会議員Vol.4」が参議院議員会館講堂にて開催された。「10代の政治関心の向上、及び政治参加の拡大」を活動理念としたこのイベント、昨年の夏以来、今回で4回目の開催となる。今回のテーマは「2020年の近未来予想図」。東京オリンピック開催年である2020年を見据えて、若い世代の将来に対する不安を、経済、外交、社会保障等を絡めて考えていこうというのが主旨である。今回もまた、10社ほどのメディア取材が入った。協賛企業は東京ガス、ZENSHO、東京パチンコボランティア基金等6社。NPO議員連盟、文部科学省、明るい選挙推進協会が 後援した。
10時開催式では、村上ひかり代表から引き継いだ北川幸恵新代表が挨拶に立ち、続いて政党代表からのスピーチが行われた。
(登壇順:写真左から)
参加したのは、福島みずほ参議院議員(社民党)、古川元久衆議院議員(民主党)、熊谷大参議院議員(自民党)、平井卓也衆議院議員(自民党)他、総勢50名以上。以前に比べて参加議員も大幅に増え、議員と学生がテーブルを挟んで向かい合う形で行われた。学生スタッフは3ヶ月かけてアポ取り等の準備をしたという。箸を持つ手もそのままに、それぞれの興味や日頃の疑問などを一対一で熱心に話し込む学生が多く見られた。
前回同様、午後からは2部構成。テーマ毎に学生たちが分かれ、議員や有識者を囲んで行われる「問題理解」(第1部)ではテーマの掘り下げ、意見交換が行われ、「問題解決・プレゼン準備」(第2部)でプレゼンテーションに向けて様々な討論が行われた。
今回は、以下の10テーマ。
毎回、代表学生が交代する事で、企画内容や全体のテイストにも新たな工夫が見られる。今回、それが顕著だったのは昼食会だ。以前はひとつのテーブルに一人の議員が座り、5〜6人の学生が囲むというスタイルだったが、今回は参加議員を増やし、学生を半分づつ入れ替え制にすることにより、「さしで話す」ことが可能になった。会場には話し声や笑い声が絶えず響き、さながら学食のよう。政治と学生の距離がぐっと近づいた雰囲気だ。次回はどんな会になるのか、今後の「僕いち」への期待が高まった。
(文・横内陽子 写真・伏見十二)
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