私は”飛び込み”でこの世界に入りました。
小学校の課外学習で国会議事堂を見学しましたが、当時の記憶と言えば「かっこいい建物だなあ」くらいです。10年後に国会で働くなんて微塵も考えていない、ごく普通の子供でした。
そんな私も歳を重ねるうちに「社会に恩返しがしたい」と思うようになりました。そして、その手段として”政治”を選びました。この話を友人にすると「よりによって政治?」と言われます。「政治なんかに何ができるんだよ」と。
おかしいかもしれませんが、だからこそ、政治を選びました。
「『信用できない』を通り越して『政治なんかに何ができるんだよ』とまで言われる現状を無視できない」という中二病的な正義感が半分。そして、「そこまで嫌われる政治の実情を知りたい」という好奇心が半分です。
何はともあれ、政治で社会に恩返しがしたい。そのためにも政治を盛り上げたい。
その一環として、”22歳の議員秘書にしか書けない政治”で選挙をオモシロクする。こうしたビジョンを持って、少しでも楽しめる連載を続けていきたいです。
当然ですが、極秘情報を流したり(私のような鼻垂れが極秘情報に触れることは有り得ませんが…)、政党の広報的な記事を書くことは絶対にしません。(※特定の人物・団体が恩恵または損害を被る記事は絶対に書きません。)
冒頭で書いたように、大卒でこの世界に飛び込みました。
民間企業は「新卒」として特別扱いをしてくれますが、政治の世界はそうもいきません。実績もなく人脈もない、正真正銘、価値のない人間です。
そんな私でも無事に採用されました。「コネはないけど政治に関わりたい」と考えている人は、どんどんアプローチをするべきです。採用や解雇については国会議員が決定権を持っているので、充分に可能性はあります。
私の場合、議員宛に手紙を書きました。今読み返すと恥ずかしくなるくらい、無知で情熱的な手紙です。議員に提供できる価値を持っていなかった私は、熱意をアピールすることしかできなかったのです。その後、面談をして正式に採用して頂きました。
こうした例は珍しいと思いますが、一つの方法であることは確かです。確固たる意志があるのなら、行動するべきです。
とはいっても現状は、議員との繋がり(コネ)が王道です。一口に繋がりと言っても、親族や知人、支持団体などがあります。閉鎖的だという批判はあるかもしれませんが、議員活動において信頼できる人材を登用するのは当然かもしれません。
そして、求人情報を利用する方法もあります。インターネット上に公開されており、求人数が多くてびっくりしました。HPに求人情報を掲載している事務所もあるそうです。
採用方法について言えば、政治の世界はかなり開放的だと思います。
国会議員が持つ”決定権”は、閉鎖的に働くばかりでなく、開放的に働く場合があるのです。
この試練され乗り越えれば、とてつもなく面白い世界が待っています。
「政治なんかに何ができるんだよ」と言う人にこそ知って欲しいこと、たくさんあります。
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