安倍総理大臣は7日、内閣改造を行い、菅官房長官が第3次安倍改造内閣の19人の閣僚を発表しました。今回初入閣となった9人のうち、文部科学大臣に馳浩氏(54)が抜擢され、元プロレスラー初の大臣の誕生となりました。
初入閣した9人の名前のうち、ネット上で一番反応が強いのが馳氏で、特にプロレスファンの間から驚きや期待感が混じったツイートが見られました。
馳浩が文科相か…なんか目頭が熱くなったゼ
— NAM (@UncleNam) 2015, 10月 7
20年前の自分やプロレスファンに馳浩が大臣になったと伝えても信じないよなあ。 — もりぞー (@morizo311) 2015, 10月 7
遂にプロレスラーが大臣か。これはよ〜く考えると凄いこと。 義理堅い顔してるもんなぁ。馳浩。 pic.twitter.com/aQzaR5ktL5
— フォイフォイ (@gole2gole2gole2) 2015, 10月 7
日テレでは今回の内閣改造を「なんにも内閣」と表現してたけど馳浩が大臣になったのだからプロレスファンにとっては一大事よ。 — レインメーカー12 (@rain_maker12) 2015, 10月 7
馳浩さんって石川県で国語教師をされていたんですね。知らなかった。下村前大臣よりは期待できるかな。
— shun-ichi kaizawa (@keizer2025) 2015, 10月 7
馳が引退試合でやっしーにこんな事言ってた pic.twitter.com/hJ7LwUtWHB — かにたま (@kanitamaaaa) 2015, 10月 6
馳氏は1995年7月の参議院選挙で、地元石川選挙区から自民党の推薦を受け無所属で出馬。現職で民主改革連合の粟森喬氏を破り、プロレスラーとして2番目の国会議員となりました。(後に衆院議員へ)
その後プロレス界からは、大仁田あつし氏が2001年7月の参院選比例区で当選し、小泉チルドレンの一人となりました。女子プロレスラーとしては、神取忍氏が2004年7月の参院選比例区で次点で落選したものの、欠員により2006年に繰り上げ当選しました。(両名ともすでに政界を引退しています。)
では、プロレスラーで国会議員第一号となった人物は誰かと言えば……
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それは何を隠そう、1989年7月の参院選でスポーツ平和党から出馬し当選したアントニオ猪木(当時は猪木寛至)氏です。「国会に卍固め、消費税に延髄斬り」は有名なキャッチフレーズになりました。
馳氏の個人用フェイスブックでは、今回の大臣就任について猪木氏からメッセージが届いたことが投稿されていました。
猪木氏のメッセージは以下の通り。
元気ですかー!
元気があればなんでもできる!
ということで、文部科学大臣、就任おめでとうございます。
これから益々、重責を担っていく訳でありますが、
若者として国民に夢を送れる大臣であってください。いつか、国会で大臣に質問をする事があるかと思いますが、
今からどんな技をかけるか楽しみです。おめでとう!
1・2・3 ダーッ!
参議院議員 アントニオ猪木
さて、文部科学省といえば、来夏の参院選で実現する18歳選挙権に向け、高校での選挙教育や高校生の政治活動なども焦点となるため、馳氏への注目度もさらに増していくものと思われます。そして、今後プロレス出身の国会議員2人による技の掛け合いがどのように展開されるのか、観客にとってはいやがおうにも期待が高まります。
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