安倍首相は7日、内閣改造を行い、第3次安倍改造内閣が正式に発足しました。新設された一億総活躍担当大臣を含む19人の閣僚が発表され、初入閣が9人、再入閣が1人、留任が9人で、女性閣僚は3人となりました。
7日の閣僚発表を受け、今回初入閣となった9人の名前がネット上で急上昇しました。
名前のワード数が多い順に並べると、
第3位は、丸川珠代環境大臣。
テレビ朝日のアナウンサー時代には「ビートたけしのTVタックル」や「ニュースステーション」に出演していた姿が思い出されます。
第2位は、河野太郎国家公安委員会委員長。
時には政府に堂々と異論を唱える自民党議員として、幅広い支持を集めています。行政改革担当大臣と内閣府特命担当大臣(防災)も兼任するので、もはや「ごまめの歯ぎしり」ではなくなってしまったのでは? 閣僚入りした日から同名ブログが「メンテナンス中」になっているのは一体どういうことなのか、様々な憶測がネット上で流れています。
(編集部注:10/8にはサイトが復旧した模様です。)
注目の第1位は、馳浩文部科学大臣。
元プロレスラー初の大臣就任にプロレスファンの目頭が熱い。学生時代に古典を読んでいたことなど、文武両道のイメージも強い。プロレス界初の国会議員となったアントニオ猪木氏との質疑が実現するかもしれません。
>> 内閣改造で文科大臣に元プロレスラー馳浩氏就任、猪木議員と夢のタイトルマッチ実現か!?
さて、これらの話題性とは別に、今回の改造内閣にとって最重要ポストと見られているのが、新設された一億総活躍社会担当大臣です。
安倍首相は9月24日に「強い経済」、「子育て支援」、「社会保障」を柱とする「新3本の矢」政策で、一億総活躍社会を目指すと表明(*1)していました。
また新内閣が発足した昨日も「一億総活躍社会の実現に向けて戦後最大のGDP=国内総生産600兆円、希望出生率1.8、介護離職ゼロの実現を目指す」(*2)方針を改めて強調しました。
数値目標は立てても、具体策はどうなるのか。その取りまとめを進めていくのが一億総活躍社会担当大臣で、前官房副長官の加藤勝信氏が抜擢されました。加藤氏はその他、女性活躍担当大臣や内閣府特命担当大臣(少子化対策)なども兼任するため、アベノミクス第2ステージにとってなくてはならない存在と言えます。
果たして「一億総活躍社会の実現」を目指して新しい3本の矢がどこまで飛んでいけるのか、第3次安倍改造内閣の今後に注目していきます。
(*1)安倍首相「1億総活躍社会めざす」 新3本の矢を提唱(9月25日朝日)
(*2)初閣議 復興加速化や一億総活躍など基本方針決定(10月7日NHK)
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