今、ネット上で「今日の山田太郎議員の質問を見て感心した2016-1-18」という@ahoaho1313さんのTogetterまとめが話題になっています
参考:http://togetter.com/li/927296
山田太郎参議院議員は、以前より表現の自由を守る活動を積極的に行う議員として知られ、その界隈では有名な存在です。(元俳優の山本太郎議員とは違う議員です)
今回のまとめ記事では、揚げ足取りが多い国会の論戦の中で、山田議員の参議院予算委員会の質問が「戦略的なシナリオ」を駆使し、野党のたった一人の議員であっても、菅官房長官と対峙することができるということから、話題になっています。
山田議員の質疑の内容は、軽減税率に絡めて、「法律で有害図書を指定する」という状況を回避させたというものです。
現状、与党では出版物に軽減税率を導入しようと検討しつつも、有害図書に指定されているものには軽減税率の適用から外すという案が浮上していました。
加えてこの案では「どの本が有害か有害じゃないかは出版業界が自主規制で決める」という条件がついていました。
「本の内容によって税金が異なるのは、実質的な『表現の自由の規制』ではないか」と主張する山田太郎氏は、あえて内閣法制局対して質問を行い、「租税法律主義」(税金については国会で決めるべき)という考えを説明した上で、「出版業界が自主規制する形では、軽減税率が適用される本とされない本の線引きを決めさせることはできない」と、与党側の案を華麗に論破しています。
詳しくはまとめを見て頂きたいのですが、まとめ記事のコメント欄には、
「なるほどなぁ。そんな鮮やかな方法があるのか」
「首相から言質取った後の態度が良いですね。その言葉さえ引き出せれば目的達成って感じで余計な非難とかしないのがいい。」
「こんな方法でひっくり返すなんて切れ者すぎる。」
など、山田議員の「戦略的なシナリオ」を褒め称えるものが多く見られます。
山田議員に電話取材をすると「表現の自由の問題はあまり表のメディアでは語られることはありませんが、今回の質問で有害図書を国が指定するという最悪の事態は免れたと思っています。
毎週やっている生放送番組も200回に迫り、ネットの方々にこういった問題が浸透してきた結果なのだと思っています」とのことで、この分野における山田議員の熱意が伝わってきました。
国会の論争では、揚げ足取りのように見えるものや、最近のSMAPに関連した質問のように「その質問、どんな意味あるの・・・?」と思わず思ってしまうようなものが多い中、今回の山田太郎氏のようなやり取りを見ると、討論の本来の姿を見れたようで、思わず嬉しくなりますね。
山田太郎議員や表現自由に関する問題については以下をご覧ください。
HP:http://taroyamada.jp/?p=8479
Twitter:https://twitter.com/yamadataro43
ニコ生:http://ch.nicovideo.jp/taroyamada
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