突然ですが、あなたの1票にはどのくらいの価値があるか、ご存知でしょうか?単純に計算することはできませんが、例えば、投票する先の自治体の予算から大まかに自分の1票の価値を、値段で見ることができます。
【増沢考案の1票の価値計算式】
1票の値段=自治体の予算×政治家の任期÷有権者数
もちろん、1票をお金で表すことは正確ではありません。しかし、政治家の大きな仕事の1つは予算の配分ですから、その観点から見れば、あなたの1票はあなたの住む地域の予算を左右する価値を持っています。
例えば、衆議院選挙。
国家予算は約90兆円です。衆議員の任期は4年ですから、
◯国家予算90兆円×任期4年÷有権者数1億人=360万円
となります。
たった数分で終わる投票に行かない人は、なんと360万円分の判断を捨てていることになります!
こう見ると、投票しないことがいかに大きな問題なのかがご理解いただけるかと思います。
続いて、東京都民の1票はいくらなのでしょうか?都知事選・都議選を想定して考えてみます。
2015年の東京都の予算は約7兆円。有権者数は約1,000万人です。
都議も都知事も、任期は4年ですから、
◯都の予算7兆円×任期4年÷1,000万人=280万円
となります。こちらも大金ですね。
衆議員の選挙にも行かず、都知事選・都議選にも行かない方は、合計で640万円もの判断を捨てていることになります・・・!
続いて、関西で最も人口の多い自治体である大阪府を見てみます。
大阪府の予算はおおよそ5兆円。有権者数は約710万人ですから
◯大阪府の予算5兆円×任期4年÷710万人=282万円
です。こう見ると、東京都と比べて人口は少ないものの、1票の価値は東京都とほぼ同じことが分かりました。
ここまで、東京都と大阪府を例に、金額を掲載してみました。
とても簡単な計算式ですので、ぜひあなたの住んでいる地域でも計算してみてください。
「地域名 予算」
「地域名 有権者数」
と検索すれば、数値もすぐに見つかります。
もちろん、政治家の役割は多岐に渡りますので、決して正確な試算ではありません。それでも、1票の価値を掴むための指標にはなるかと思います。
ぜひ、お試しください!
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